こんにちは!平林です。
ダイビングコンピューターなんで必要なの???
そんな疑問を持っている人も多くいると思います。
安全にダイビングライフを送るために必要なんです!
っといってもダイビングを始めたばかりの方は頭が???の方も多いのではないでしょうか?
講習の時に必要性を聞いたような・・・でもその時って他のこともいっぱい聞いてて覚えてない人も多いですよね💦
少し復習がてらダイビングコンピューターの必要性をおさらいしていきましょう!
ダイブコンピューターが必要な理由
ダイビングをするとき、タンクから空気を吸いますよね??
私たちがダイビング中に呼吸する空気は、環境圧と同じ圧力になっています。
そのため、水深が深くなるほど(環境圧が高くなるほど)、ダイビング中に吸う空気の圧力も高くなり濃くなるのです。
ダイビングをし、水中にいることで空気中に含まれる濃くなった窒素は私たちのからだに溜まっていくのです。※空気=窒素78%+酸素21%+他1%
窒素が溜まった状態で急浮上したり、窒素を過剰に溜めすぎてしまうことで減圧症になる可能性があるのです。
減圧症には、疲労感、筋肉や関節の痛みがあります。 重症の場合、脳卒中に似た症状で体の片側の突然の筋力低下、発話困難、めまいなどがあります。
日常生活に支障をきたしてしまうことだってあるのです。
減圧症の原因となる身体の中に溜まっている窒素の管理などをしてくれるのがダイブコンピューターなのです。
ダイブコンピューターを正しく使用することで私たちは安全にダイビングを楽しむことができるのです。
ダイブコンピューターに主に表示されるもの
- 無限圧潜水時間
- 水深
- 潜水時間
- 水面休息時間
他、ダイビングを計画する上で必要な機能も付いています。
ここはガイドを付けないでバディダイビングをする人にはあると便利な機能ですね。
無限圧潜水時間
無限圧潜水時間とは、簡単にいうと今いる水深でいられる限界の時間です。
先程、少しふれたようにダイビング中は水深が深くなるほど濃い空気を吸い、体に窒素が溜まりやすくなります。
なので、深くいけばいくほどこの時間は短くなり浅くなると長くなります。
※表示されている無限圧潜水時間を守ったからといって絶対に減圧症にならないということではありません。
表示されている時間より余裕をもって使用していきましょう。
ガイドさんからデコ(DECO)出さないように気をつけましょうとブリーフィング時などに言われた経験がある方もいると思います。
DECOとは、DECOPRESSION(減圧)の略です。
つまり、無限圧潜水時間(その水深で入れる最大の時間)を超えて潜ってしまうとDECOが出てしまうのです。
DECOがでるとコンピューターは「NO DECO TIME」と表示がでてアラーム音が鳴ったりして知らせてくれます。
もちろん、DECOが出ないような潜り方をしてくださいね。
ガイドが管理しているから大丈夫でしょう!
っと思ったらだめです。
前の日潜った場合は、体の中に溜まった窒素は全て排出されず、蓄積されたまま。
そこにまたダイビングをするので人によって無限圧潜水時間(その水深でいられる最大の時間)は変わってくるのです。
それに・・・
ここだけの話、DECOが出ていても深場の生物を探し続けるガイドもいます。
私が遊びでダイビングサービスを利用したときの実体験です。
もちろん、ゲストの方に珍し生物を見せてあげたいというガイド魂からくるものですが、その場合は、探している間もずーっと同じ水深にいるのではなく、探している間は浅めにいて見つけたら水深を下げて見に行くなど自分自身で管理も必要です。
もちろんシーサーの中には自分自身がDECOを出すような潜り方でガイドをする人はいませんのでご安心を!
ダイブコンピューターがなぜ必要かを説明するうえで一番、無限圧潜水時間の表示をしっかり見て自己管理する。ここが一番重要で大切です。
水深
ダイブコンピューターは水中に入るとオートマチックで起動し、水中モードになり水深も表示してくれます。
自分がいる水深がわかると無限圧潜水時間の確認もしやすいですね。
水深が深い時は無限圧潜水時間もこまめにチェック、浅めの場合はチェックの回数は少なめに・・・
なんてこともして管理できます。
水面休息時間
水面休息時間とは、ダイビングとダイビングの間の時間のことです。
休憩時間を取ることで体の中に溜まった窒素が排出されていくのです。
だからといってすぐに全部が排出されるわけではありません💦
よく、飛行機乗るまでには最低18時間以上開けましょうと言いますよね?!
ダイビングで溜まった窒素が抜けるのには時間がかかるのです。
ここで少し話が逸れますが、なぜダイビング潜った後に飛行機に乗ってはいけないのでしょうか?!
飛行機乗って高度に行くと気圧が低くなりますよね?!
気圧が低くなるとスナック菓子の袋とかは中の空気が膨張してパンパンになったという経験をしたことがある方もいると思います。
ダイビング直後に私たちの身体の中に蓄積された窒素も同じで気圧の変化で膨張します。
その膨張した窒素の気泡が原因で減圧症を引き起こすのです。
なのでダイビング直後には飛行機に乗らないようし、最低でも18時間はあけ体内の窒素を抜いてから飛行機搭乗するようにOW講習で教えているのです。
ダイブコンピューターを見返せはダイビング終了からどのくらい時間が経っているのかが分かります。
また、ダイビングとダイビングの休憩時間もあまりにも短いと潜ったとしても無限圧潜水時間が短く、そのポイントで十分に楽しめずにエキジットになってしまいます。
水面休息時間の管理をするのにもダイブコンピューターは大活躍するのです。
この4つの機能は基礎的なもので、これを理解してより安全に潜ることができると思います。
皆様が安全にダイビングを楽しんでいただけることを願っています。